ミス慶應コンテスト2015 FINALIST

01. 松代 杏奈
Anna Matsushiro

遺愛

投稿日時:2015/11/18 21:30 by 松代 杏奈













チャットモンチーのさらば青春という曲を聞くと、



高校時代のことを思い出します。



 



校門へいくまでの道や、薄いピンクの校舎、教室から見える夕焼け、



よく行ったドーナツ屋さんや、放課後遅くまで残って話した記憶、


くだらないことで笑った毎日が


頭の中で鮮明によみがえります。






その歌の歌詞に、



「何でもない毎日が記念日だった」



とあるのですが、



そのことを実感することが何度もありました。



私は18年間を北海道で過ごし、大学入学と同時に上京、



東京での生活に慣れるのには時間がかかり、



電車に乗るのでさえ戸惑ったり、どこへ行ってもたくさんの人がいて、



疲れてしまうのがいつもでした。



そのときに比べたら、慣れてきたことも多くて、



ほんの少しは私も東京に染まってきたのかなあ、、?と感じます。




高校を卒業して3年、わたしはどれほど大人になったでしょうか。



大人、といっても、何をもって「大人」ということができるかはわかりませんが、



少なくとも、いろいろな経験を経てマイナスな感情も覚えたことは確かです。



それはたとえば、「人のことをうらやましく思ってしまう気持ち」です。



わたしは自分に自信が持てないときに、



よくそういう気持ちになってしまうことがありました。



このミスコン期間中もそうです。



一緒に出場している5人の候補者は、



外見だけでなく、内面もとても魅力的で、



様々なバックグラウンドと個性を持っています。



一緒にいてとっても楽しいし、大好きなのに、



立場的にはライバル関係でもあって、



5人のことをすごいなあとか、その魅力に対して


いいなあと思っていました。



そして「自分には何があるの?」


と自問自答する日々でした。



わたしには考えすぎてしまうところがあって、悩むこともあります。



ですが、悩みを解決するのは



自分自身でしかないということもわかっていて



それを自分の中に閉じ込めていることが多かったです。



そんなとき、高校時代の友人たちには、



わたしの心を読んでいるかのように、



心が落ち着くような温かいコメントをくれたり、



遊びに誘ってくれたり、電話をくれたりしてくれました。



みんなが今、過ごしている場所でできた友達に



私のことを話してくれたりもして、



そのお友達に応援の言葉をもらったこともありました。



良い人は良い人を呼ぶのだなあと感じ、同時に



新しい環境でも、たくさんの人たちと良い人間関係を築いて、



元気に楽しくがんばっているだなあと想像することもできました。


そんな励ましに触れ、


人をうらやましく思う前に、自分を高める努力をするべきだし、


私もみんなのようにもっと頑張ろう!と思うことができました。



 



そんな遺愛高校は、私にとってものすごく大切な場所です。



遺愛の魅力はそこにいる人たちの心で、



人の幸せを素直によろこぶことができる人たち、



自分を持っていて、自由で、



良いことも、悪いこともなんでも面と向かって言ってくれて



心がすっきりすることが幾度となくありました。






 



わたしが遺愛で過ごした高校時代は、



何でもない毎日が記念日でした。






でも、私は今もそういう日々を過ごしているのだと思います。


ホームシックになったり、悩んだりすることもあるけれど、


今も新たにとてもすてきな友人たちに出会うことができました。


こういう経験もさせてもらっていて、今を振り返ったときに


何気なく過ごしていた日の幸せを実感するのだと思います。




それは遺愛で高校時代を過ごしたからこそ気づけたことです。


ミスコンに出て、遺愛で過ごした時間の大きさや、



友達の偉大さに改めて気づきました。



みんなが今もずっと仲良くしてくれて、



本当に嬉しいです、そしてこんな友人たちを持ててとても幸せに思います。



 



 最近は頻繁には会えていなくて、いつも恋しくなってしまうけど、


また集まれたらいいな♪


しわしわのおばあちゃんになるまで仲良くしてくれたらうれしいです。


本当に本当にいつもありがとう。




松代 杏奈



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